第一の層
捉えるSENSE
現場は、記録するために存在しているわけではありません。だからこそ、記録は保育や支援を止めない方法で取得される必要があります。
入力を増やさずに、現実を受け取る
現場の情報をデータにしようとすると、多くの場合は入力項目が増えます。しかし現場の時間は有限で、増えた入力は最終的に子どもと向き合う時間を削ります。
この層が担うのは、位置・近接・音声・写真といった、その場で自然に発生する信号を受け取ることです。人が改めて打ち込まなくても、現実の一部がデータとして残る状態をつくります。
捉えるもの
- 位置と移動
- 誰が、どこに、どれくらいいたのか。
- 近接と関係
- 誰と誰が、同じ場所に、同じ時間にいたのか。
- 状態
- 体調、お迎え予定、注意すべき事項など、その時点で共有すべきこと。
- 出来事
- 音声・写真・短いメモとして残された、その場の記録。
捉えたものは、そのまま意味にならない
同じ「園庭にいる」でも、担当者が近くにいるのか、誰も見ていないのか、直前に転倒していたのかで、その位置が持つ意味は変わります。
この層が行うのは判断ではなく、判断の材料を取り落とさないことです。意味づけは次の層に引き渡されます。
この層が引き受けないこと
監視のための仕組みではありません。取得する範囲・保存期間・参照できる人は、現場と事前に定めた範囲を越えません。
この層に関わる開発