ちいさな出来事は、
どこにも残らないまま消えていく。
園、家庭、学校、地域。子どもをめぐる記録は、それぞれの場所に分かれて存在しています。株式会社Field Layerは、その記録を子ども本人を起点に重ねる基盤をつくっています。
Every moment leaves a layer.
なぜ、この会社があるのか
記録は残っている。
けれど、次の場所へは渡らない。
子どもをめぐる情報は、足りていないわけではありません。園のICT、学校の業務システム、家庭の写真、連絡帳、医療、地域のサービス。記録はすでに、いたるところで生まれています。
問題は、そのどれもが、その場所の中で完結していることです。卒園する。転園する。進学する。サービスを解約する。そのたびに、それまで積み上がってきたものは読めなくなります。
これは技術が未熟だから起きていることではありません。それぞれのしくみが、それぞれの事情に合わせて正しく作られてきた結果として起きています。制度やサービスの区切りが、そのまま一人の人生の断絶になっている。わたしたちが始めた理由は、ここにあります。
分かれたまま積み上がる
分かれたまま積み上がる記録
園・保育施設
在園中の記録
学校
在学中の記録
家庭
日々の写真と言葉
地域・医療
それぞれの期間の記録
それぞれの場所に、それぞれの事情に合わせた記録がある。どれも正しく、どれもつながっていない。
子どもを起点に、重ねる
一つにまとめるのではなく、
あいだに薄い層を置く。
園・保育施設
学校
家庭
地域・医療
子ども本人の時間軸
それぞれの場所のしくみはそのままに、本人を軸にした一本の線の上へ記録を重ねます。単独では読み取れなかったことが、重なったときに見えてきます。
四つの層で機能する
捉える。つなぐ。
気づく。残す。
現場で起きたことが上から下へ受け渡され、最後に一人の時間軸へ収まります。それぞれが独立した機能ではなく、一続きの流れとして設計しています。
そのために、開発しているもの
構造から生まれた、四つの開発。
製品を先に決めて、事業の構造を後から付けたのではありません。四つの層のどこに必要なのかが先にあり、その結果としてこれらを開発しています。
- 捉えるの層Sense(Safety Device)現場で起きていることを、人の手入力を増やさずに受け取る。開発中
- 捉えるの層Digital Name Tag必要な情報を、現場の職員の手元に返す。開発中
- つなぐの層子ども起点のデータ継承・横断基盤異なる場所の記録を、本人を軸に受け渡し、時間を越えて継承する。開発中
- 残すの層Message Journey園と家庭で生まれた記録を、本人に属するひとつの流れとして残す。開発中
ここに掲載しているものは、すべて開発中です。提供中の製品ではありません。仕様・名称・提供時期は変わることがあります。
技術の立場
判断と責任は、
人に残す。
技術が担うのは、記録を整理し、文脈や変化を見えるようにし、気づきを支えるところまでです。
これは制約ではなく、子どもの記録を扱う以上、先に決めておかなければならないことだと考えています。何ができるかより先に、何をしないかを決める。その順序を逆にしません。
しないこと
- 能力・人格・発達を評価しない
- 点数化・順位づけ・他者との比較をしない
- 医療的な診断をしない
- 将来の適性や進路を断定しない
- 人に代わって決定しない
- 根拠となる記録を示さずに断定しない