第三の層
気づくUNDERSTAND
記録は、残しただけでは使われません。読み返す時間がないからです。技術の役割は、その時間を取り戻すことにあります。
判断を代替しない
この層の役割は明確です。記録を整理し、文脈や変化を見えるようにし、気づきを支えること。それ以上でも以下でもありません。
評価しない。点数化しない。他者と比較しない。診断しない。将来を断定しない。人に代わって決めない。判断と責任は人に残します。
断定ではなく、事実の提示
「以前より協調性が高くなっています」は、記録が示せる範囲を越えた断定です。
「四月の記録では一人で取り組む場面が多く、今回の記録では友達に道具を渡す場面が記録されています」であれば、根拠は記録の中にあり、解釈の余地は人の側に残ります。扱うのは後者だけです。
誰の負担を減らすのか
- 職員
- 分散した記録を探し直す時間、書き起こしの時間、引き継ぎの抜けを減らします。
- 施設
- 確認のプロセスを標準化し、ひやりとした場面を蓄積して次に活かせる形にします。
- 保護者
- 断片的な連絡ではなく、つながりのある流れとして子どもの日々を受け取れるようにします。
この層が引き受けないこと
専門職の判断を置き換えるものではありません。提示した内容は必ず人が確認し、確定するかどうかを人が決めます。
この層に関わる開発